「ベンチャーに向いている人ってどんな人ですか?」という質問を良く受けるのですが、これは中々奥が深い質問だと思います。
私の意見では、ベンチャーに向いている人とは、問題があったときに、それを「解決するべき課題」と捉え、「どうやったら自分で解決出来るだろう」「こうやったら自分で解決出来るのではないか?」と考え、実際に計画を立てて行動する人です。
自ら問題を見つけ、クヨクヨ悩むのではなく「解決するべき課題」と定め、課題を自ら解決する人と言えます。EQと視座が高く、自責性が強い人材は、ベンチャーに向いています。
ベンチャーに向いていない人とは、問題があったときに「誰かに解決して欲しい」「大変で、私は悲しい」「こんな問題が起きるのは誰々のせいだ」と他人任せにする人です。EQと視座が低く、他責性が強い人材はベンチャーに向きません。
ベンチャーは人生の縮図
ベンチャーと人生は良く似ているな、と思います。
人生では、準備がまだ出来ていない中で、いろいろなイベントが起きます。
自分の人生なので
- どうやったら自分で解決出来るだろう
- こうやったらいいのではないか
- 実際に動くのは自分だが、○○さんに相談して知見をもらおう
と、自分を主語として、自ら動き出すのではないでしょうか。
自分が動くことで、結果がどうあっても、そこには納得感が生まれます。
しかし
- こんなことになったのは誰々のせいだ
- いつのまにか、問題が無くならないだろうか
- 誰か問題を解決してくれないか
- 大変で、悲しい
と他人や状況を主語にして考えたとしても、結果は好転しませんし、いつまで経っても不満をかかえたままになってしまいます。
人生では、自分を主語にして、みずから動きます。
自分の人生には、自分で責任を持つしかないのです。
ベンチャーは、人生の縮図と言えます。
通常よりも濃い濃度で、色々なイベントが起きます。
そしてそのイベントに対して、それを「解決するべき課題」と捉え、「どうやったら自分で解決出来るだろう」「こうやったら自分で解決出来るのではないか?」と考え、実際に計画を立てて行動することで、能力は飛躍的に向上します。
人生があなたをつつきまわしているときは、人生が「おい、いまは学習のチャンスだぞ」と言っているときだ
この名言は、まさに同じことを言っているのだと思います。
EQを高め、自責性の元にイベントから学ぶことが出来れば、怖いものはありません。