誰かと話していると、その人が当事者意識を持っているかどうかは、すぐ分かります。
シニカルにかまえてすぐ批判したがる人か、圧倒的当事者意識を持ってみずから変革しようとする人か、どちらがチームに多いかで、事業の成功は決まります。
事業の成果は、コミットメントに大きな影響を受けます。
人間、選択肢を持つことは大好きですが、後悔を避けるために決断は避けがちです。しかし結果を出すためには、何かにコミットメントする必要があります。
成功したければ、一生モラトリアムでいるわけにはいきません。
言いっぱなし、やりっぱなしではなく、忍耐強くやり続けなければ、成果は出て来ません。
圧倒的当事者意識がある人は、コミットメントの範囲が大きく、忍耐を持ってことにあたります。結果として「不可能だろう」と思われることを成し遂げ、大きなビジネスインパクトをもたらします。
圧倒的当事者意識がある人は、嫌なことも、苦手なことも、結果を出すためにチャレンジし、自らのスキルを伸ばします。
圧倒的当事者意識がある人は、自らのコミットメントが深いため、周りに熱量をもたらし、チーム自体のパワーも上げます。
当事者意識の高い人は、頼もしく、重要な仕事をどんどん任せられます。
逆に、当事者意識のない、ネガティブな人は無意識の内にチームのパワーを奪います。当事者意識のない人はチームが危機に陥ったときに、嬉々として批判をはじめます。上手くいかない理由を見つけ出し「私は上手くいかないと思っていた」と影で言い出します。ネガティブな人の数が一定数を超えると、チーム全体がネガティブになるので、気をつけないといけません。
圧倒的当事者意識が無ければ、延長線上の仕事しか出来ません。スキルの獲得も、成長も、ビジネスインパクトも、平凡なものになってしまいます。
圧倒的当事者意識がないと、仕事を途中で放り出したり、自然消滅させたり、無かったことにしたりするので、重要な仕事は任せられません。
圧倒的当事者意識があるかどうかが、個人にとっても、事業にとっても、勝負の分かれ目です。
